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開業までの道のり

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スタッフの募集と採用編 その2

(6)採用決定通知書の送付、採用書類の提出

通常採用決定通知書は面接後1週間前後に通知されます。採用が決定された方には、下記の書類を用意していただき事前に提出してもらいましょう。

  • 履歴書
  • 住民票
  • 健康診断書
  • 誓約書
  • 身元保証書
  • 資格証明書
  • 源泉徴収票
  • 雇用保険、厚生年金被保険者証
  • 労働者名簿
  • 通勤方法の届出書
  • 給与所得者の扶養控除等申告書

(7)スタッフの初顔合せ

医療スタッフが始めて仲間と会うのが顔合わせ会合です。
施設、医療機器、受付、診察室など全てが初めてお目にかかるものばかりです。
院長先生から診察にたいする考え方の説明があり、スタッフ同志の自己紹介、役割等を確認しこれからどうぞよろしくお願いしますという具合いに進行していく。
食事会も併設すると良いでしょう。
尚、この時にユニフォームの色・デザインなどスタッフの意見を参考に決定するケースが多い。

(8)スタッフトレーニング

このトレーニングには業務内容別につまり看護師、医療事務、受付などのそれぞれの分野の研修と一般的な身だしなみ、礼儀作法、言葉使いといったマナー研修に区別される。期間は少なくとも1週間、多い所は20日前後実施されている。
医療機器の使い方から患者の誘導方法、レセコンの操作方法、会計の手順等それぞれ医療機器メーカー、OAメーカー、薬品卸それぞれの担当者が直接指導してくれます。マナー研修はビデオを使って実施されることが多く見受けられる。

(9)模擬診察

オープン当日を想定し、医師、看護師、受付け、会計とそれぞれの担当スタッフが患者の役割を演じる人を対象に本番さながらの実技演習を実施するのが、模擬診察(療)である。実習を通して得られた結果を全員で確認し、良かった点、反省すべき点、改善すべき点などを検証し、開院に備えての事前生トレーニングである。
患者をスムーズに運べるかそれぞれが実演を体験しながら確認してゆく場面であり、非常に重要な訓練である。

(10)開院披露

さて、オープンに備えてクリニックを一般の方々に解放し、院内外を自由に見ていただくものである。当日は院長先生をはじめスタッフの皆さんも総出で応待し、好印象を持たれるよう気配りが必要である。院内の案内パンフレット院長先生の名刺を差し上げると良い。帰りの際には粗品進呈をすると良いでしょう。
今まで多くの方にお世話になり開院の運びとなった事に対し時間をずらして開院披露パーティを催すこともあります。主にホテルでの開催が多く見受けられます。院内には院長先生の診察に対する方針や考え方を表現したいわゆる"診療理念"を額に入れ掲示すると良いでしょう。クリニックの使命・役割を理解していただけると思います。

(11)オープン

開院当日はこれまでスタッフトレーニングや模擬診察により準備を重ねてきてもどうしても不安になってしまいがちです。医療機器・OA等のメーカーでも依頼すれば応援をしていただけます。
患者さんは、初めての来院であり、第一印象が大切です。テキパキとスムーズな診療を心掛けましょう。受付、会計では、定額小口現金払いとして窓口収入記録管理を徹底すると良いでしょう。高齢者が多く来院する診療科では、特に杖たてを用意し受付けで"バタン"という音を防止したいものです。尚、最近ではレセプトの請求漏れチェックを専門に1カ月位依頼する所も見受けられ、医療事務、窓口業務等の派遣会社依頼を立ち上げ期間に限って実施するケースがあります。

(12)労災・雇用・健康保険・医師国保等の加入

これらの保険加入もすみやかに済ませておきましょう。詳しくは、社会保険労務士も支援していただけます。


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